とにかく、斎場は葬儀を行う式場であり施設によって違いがあります。しかし、探し方は何かと難しい場合があります。そこで、まず相談するべきでしょう。確かに日本は大部分が仏教徒です。しかし、日本は神道もあります。
式場によっては火葬場があったりします。おまけに、最近は葬儀の形もシンプルなモノへと変化してきました。というのも、核家族化が進んだり、高齢で亡くなった人の場合、兄弟も高齢で葬儀に参加できないこともあるからです。
その上、家族葬とかが増えています。さらに内容にも変化があります。臨終があり、遺体の安置、お通夜、葬儀式・告別式、火葬、この順番で葬儀が行われていきます。順番の最中にどうしても、移動が必要になり、弔問客や遺族に負担がかかる場合があります。
その移動がスムーズに行くように斎場を選ぶべきです。
この世に命を与えられた人間は、生まれ落ちたその瞬間から、死へと向かっています。誰もが自分が生まれたその瞬間の記憶と言うものは全くないといってもよいでしょう。今でこそ立ち合い出産で、出産をビデオに収めると言うご家族も中にはいらっしゃいますが、大抵自分の生まれた時の状況や手続きの有無など、両親でない限り、あやふやでしょう。
その両親も非日常的な事であるがゆえにはっきり記憶に残っていると言う事はないでしょう。家族を作り、新たな家族が生まれたばかりの段階であれば、死についてはまだまだ考えられないご家庭も多いでしょうが、たぶんきっと、人の死も同じ様な状況ではないでしょうか。
当日はあたふたしてしまうでしょう。ですから斎場の探し方としては、常日頃から、家の近所に何軒あるか、どんな雰囲気なのかを念頭に置いておく事が大事です。まさかに備えて、常に自分の生活圏の環境をチェックしておけば、その時が来ても勘が働きます。
この世に命を与えられたのならば、ぼーっとして生きていてもダメです。